デザイナーズマンション。名前は聞いたことがあると思いますが、どういったものがそう呼ばれるのかご存じでしょうか。
デザイナーズマンションとは、その名の通りデザインを重視したマンションです。デザイナーがこだわりを持って設計しており、実は法的な定義はありません。そのため、「この物件はデザイナーズマンションです」と主張すればそれはデザイナーズマンションになります。いわゆる”なんちゃってデザイナーズマンション”です。
また、デザイナーズマンションだからと言って、全ての部屋がおしゃれというわけでもなく、コンクリート打ちっ放しといったイメージがありますが、それも全てのマンションがコンクリートむき出し部屋というわけではありません。
なんとなく、デザイナーズマンションがどういったものかご想像出来たかと思います。ここからは、メリットとデメリットについてご説明していきます。
■メリット
①おしゃれな部屋(間取)が多い
一般的な間取とは違い、少し変わった間取や部屋の造りになっています。例えば、お風呂の壁がガラス張りになっていたり、ロフトの階段が螺旋状になっている、天井が高い、壁がコンクリート打ちっ放しなどがあります。マンションによって特徴は異なりますが、個性的な部屋が多いです。また、エントランスも豪華な造りになっています。
②セキュリティの充実
防犯カメラやオートロック、TVモニター付インターフォン、宅配ボックスといった設備が充実しているマンションが多いです。
③家具選びが楽しい
部屋がおしゃれな為、それに合わせた家具選びも重要になってきます。個性的な家具でもマッチしやすので、好きなデザインの家具を配置して唯一無二の部屋を作り楽しむことができます。
■デメリット
①家賃が高い
デザイナーズマンションというだけあって、一般的なマンションよりもコストが掛かっていることから、家賃が高くなります。
②生活の不便さ
デザイン重視だと、実用的な造りでないことも。ガラス張りのトイレやお風呂だと人を呼びにくかったり、コンクリートむき出しの場合は夏は暑くて冬は寒いといったものや、生活動線が悪い物件もあり、少し生活に不便を感じることもあります。
つまり、デザイナーズマンションはおしゃれだけど生活がしにくいマンション。と思われたかもしれませんが、これらの物件にはそれぞれのコンセプトがありますので、そのコンセプトと自分の趣味が合うかが大切になってきます。ぜひ、自分に合った部屋を見つけ、居心地の良い空間を作ってみてください。