
2031年春、現在開発が進められている「うめきた」エリアを起点とする北梅田駅からJR難波駅・南海新今宮駅を縦横に繋ぐ、なにわ筋線が開業予定となっています。
なにわ筋線の開業は、大阪にどのような影響をもたらすのでしょうか。
【なにわ筋線開通に伴う整備効果】
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■鉄道ネットワークの強化
現在、大阪の2大繁華街である梅田エリアと難波エリアを繋ぐ主な路線は御堂筋線、四つ橋線の2線ですが、なにわ筋線の誕生により、南北のエリアを結ぶ路線が3線となります。利用駅の選択肢が増えることで、乗り換えターミナル駅である梅田や難波の混雑緩和に繋がれば、通勤ラッシュ時のストレスも減少するかもしれません。
また、起点となる北梅田駅には各線の乗り入れが検討されていることもあり、鉄道ネットワークがさらに充実していく可能性が高まっています。
■関西国際空港や新幹線新大阪駅へのアクセス改善
現在は新型コロナウイルスの影響により下火ではありますが、出張や旅行などのお出かけの際には、新大阪駅~関西国際空港間を乗り換えなしで往来出来るようになります。所要時間も現状より5~10分程短縮される予定となっており、利便性がより高まることが期待されます。
■沿線拠点開発の促進による都市活動の強化及び交流拠点の形成
なにわ筋線の開業に伴い新設される駅は4駅と予定されており、大阪市内の西側を南北に縦断することで、新たな人の流れが生まれることでしょう。人の流れが変わることで地域の活性化に繋がり、更に住み良いエリアになっていくのではないでしょうか。
ここからは、各新駅エリアの周辺情報と人気のタワーマンションをご紹介します。
(仮称)北梅田駅

現在開発の進む「うめきた」エリアに直結する始発駅。グランフロント大阪、ルクア、ヨドバシカメラマルチメディア梅田などの大型商業施設が立ち並び、多くの人が集う繁華街です。「うめきた」は駅前の一等地としては珍しく緑豊かなエリアとして生まれ変わる予定となっていることもあり、注目度も高まっています。
また、梅田エリアの北側に新設される駅ということもあり、ミナミから梅田の北側へ通勤される方、お出かけされる方にとっては、御堂筋線以外の選択肢が増えて利便性が向上しそうです。
~北梅田エリアのタワーマンション~
グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCE(2021年7月竣工予定)
(仮称)中之島駅

戦前からある歴史的な建造物と、近代的な芸術に触れあうことが出来る図書館や美術館などが立地されており、歴史が混ざり合う面白いエリアです。景観については条例により規制がある為、趣のある雰囲気を味わうことのできる貴重な地域となっております。
梅田までのアクセスも大幅に改善されることもあり、周辺エリアの開発が期待出来るのではないでしょうか。
~中之島エリアのタワーマンション~
Brillia Tower 堂島(2023年12月竣工予定)
(仮称)西本町駅

オフィス街と隣接した地域でありながら、スーパーや公園などがあることもあり、ファミリー層にも人気のエリアとなっております。なにわ筋を一本入れば落ち着いた雰囲気です。
繁華街だけでなく、靭公園や木津川などの自然溢れる場所にも気兼ねなくお出かけ出来る住みやすさが魅力です。
~西本町エリアのタワーマンション~
(仮称)南海新難波駅

梅田と対をなす2大繁華街である難波は、世間の持つ「大阪」のイメージが色濃く感じられるエリアです。老舗百貨店や高級ブランドショップからサブカルチャーまで幅広く楽しむことが出来るため、常に多くの観光客や地元の人で溢れています。
新設駅ではないものの、なにわ筋線はJR難波駅と連結することも予定されているため、これまで他私鉄へ乗り換えて移動されていた方にとっては、キタエリアへの利便性が向上することでしょう。
~JR難波/南海新難波エリアのタワーマンション~
新しい沿線の開業により様々な相乗効果が生まれ、変化に富んだ大阪になりそうです。少々先ではありますが、益々活況に華やぐであろう大阪の未来が楽しみです。